カテゴリー: 人生, 幸福・魅力
第118回 人の魅力は、ギャップにある。
人の魅力とは、どこにあるのでしょうか?
どんな人が魅力的な人と言えるのでしょうか?
人気者になるのも、異性にモテるのも、魅力がある人かどうか、が鍵となります。
魅力がある人とは、容姿の美しい人を指すのでしょうか?
いいえ、ギャップの大きな人が、魅力的な人と言えるのです。
人は、他人を見て、自分が持つ印象から「あの人は、まじめな人だ」などと判断します。
人から判断される自分も、それが、たとえば「頭がいい」、「仕事ができる」、「リーダーシップがある」、「面倒見がよい」、「親切だ」、「明るい」、「やさしい」、「人情家だ」など、良いイメージとなるよう、知らず知らずのうちに、自らの印象を作り上げ、それを演じ続けようとします。
自らが作る自身のイメージと、他人に映る自分のイメージが同じというのは、安定感があって、その人間関係の中では、安心して生きていくことができます。
良いイメージの印象は、その人の個性であることには違いありません。しかし、それが「魅力」である期間は、新鮮な初めの時期だけです。
魅力は、時間がたてば、その人のあたりまえの資質となってしまい、人の心をひきつけるパワーは失せてしまうのです。
日常生活を円滑に進めていくために、他人に植え付けている自分の印象を守ることは、ONの(公的な)場面では必要でしょう。
しかし、OFFの場面、プライベートにまで、その仮面をつけ続けるメリットは、どのくらいあるのでしょうか?
仕事では、仕事のできるしっかり者、クールな面を見せてはいても、飲み会や、気のおけない友人との輪の中や、気になる異性との間でも、それを演じ続けるのは、実にもったいないことです。
仕事などONの時の他人との距離と、遊びやデートなどのOFFの時の距離は、同じでよいのでしょうか?
うんと距離を縮めたいと願う相手に、ONの印象のみを与えるのは、相手へのサービス不足と言わざるを得ません。
ONでは、しっかり者で通っていても、OFFでは、少し甘えん坊の自分もいることを相手に見せてあげることが、相手へのサービスです。
それで、その相手は、そのギャップに驚くと同時に、親近感を得て、あなたという存在を深く理解することができます。そして、相手も一面ではなく、多面的な人間性を見せてくれるようになるのです。
そこで、二人の距離はぐんと縮まるので、互いに、より相手を判断しやすくなり、その後、その関係をどうしていくか、しっかりと考えることができます。
人間はロボットではありません。
魅力あふれる、さまざまな面をもつ複雑な生き物です。
魅力のない人など、いないのです。
もし、「誰も自分の魅力に気づいてくれない」と嘆いているのなら、それは、人に良く思ってもらおうと、一つだけの自分の印象を死守していないかチェックしてみてほしいと思います。
他人に「やさしい」と思われていても、時には、プリプリ怒る私を見せてもいいのです。
いつも「控えめで、おとなしい」と見られていても、「私は、こう思います」と宣言しても、誰も困ったりはしません。
その場面、場面で、異なる自分を表現することで、そこに生まれるギャップが、相手に驚きと新鮮さと親近感を与え、それらはすべて、あなたの素晴らしい魅力となります。
私たちは、人間です。血の通った、さまざまな感情を持つ生き物です。
その割り切れない複雑さが、人間の魅力と言えるのではないでしょうか。
ロボットではない、人間味あふれる人こそ、魅力的な人と言えるでしょう。
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