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カテゴリー: 人生, 生きる・目的・変化 

第184回 生き様=死に様

2007-04-19

先月、上の子の同級生のおかあさんが亡くなりました。腎臓ガンだったそうで、まだ44歳の若さでした。上の子が小学生の頃は同じクラスだったので、学校以外でも彼女と会うことはあったのですが、中学からは別々になってしまい、その後はなかなかお目にはかかりませんでした。そのため訃報を聞いた時は、いつも元気で明るい彼女しか記憶がなかったため大変驚きました。

その夜は、元クラスメートのおかあさんたちに彼女の訃報と葬儀の連絡をしていたのですが、時間が経つに従って彼女の病気の詳細がわかってきました。それは、昨夏、血尿が出たのを心配し病院へ行ったら腎臓ガンが判明したそうです。しかし、その時にはすでに末期の状態で、ガンが肺にまで転移をしていたため手術ができず、その後の半年間は、食欲減退や激しい痛みに襲われる壮絶な入院生活だったそうです。最期は、モルヒネを使って痛みを軽減させて、眠るように息を引き取ったと聞きました。

お葬式で、私は彼女の遺影を見つめながら、さまざまなことを感じました。それは、まず彼女は外では明るく元気に振舞っていて社交的で外交的なイメージだったけれど、心の中には我慢をたくさん溜め込んでいたんだなと感じたのです。いやなことがあっても、怒りを感じても、それを他人にはいっさい見せないように自分を律して、自分の心の奥底に残らずしまい込んでいたようです。それを物語るかのように、一緒に弔問をした友人が「昔、『子ども同士のちょっとしたトラブルで相手の子どもの親を悪く思いたくないので、あまり子どもの親たちとは付き合わないようにしている』と言っていたよ」と思い出していました。その我慢は、家の外でも、もしかしたら家族の中においても実行されていたのかもしれません。

読経の流れる中、私は「今、どうしているだろう」と彼女の様子に神経を集中しました。すると、彼女は、その壮絶だった闘病からやっと逃れることができて、今はおだやかに、深くくつろいでいると感じました。まだ今の段階では、残した家族に心を配る余裕はないようです。ほんとうに激しい痛みや苦しみから解放された安堵感に浸っている状況でした。

隣の友人が声を詰まらせて「あんないい人がどうしてこんな若さで、そんなに苦しんで死んでいかなければならないんだろうね。この世には神も仏もないよね」と話しかけてきました。私も「そうよね・・・・」と返答をしながら、彼女の死の意味を考え続けました。そして、私なりに理解したのです。

その友人が言うように、人の悪口をいっさい言わず、他人には明るく対応し、家ではできた妻、母として生きた、「いい人」の見本のような彼女の死は、実に痛ましいし、残念です。しかし、彼女も私たちと同じ人間だったのです。時には、人のことを悪く思ったり、嫌いになったり、怒りの感情を持つこともあったでしょう。いい人だった彼女は、それを持ってはいけないもの、人に言ってはいけないこととして、すべて飲み込み、心にしまって、それが外に出て行かないように、ますます自分を厳しくしつけたと感じます。

飲み込んで体の中に溜め込んだそのエネルギーは、コップに水が注がれて、やがてあふれていく水のように、発病という形で顕在化します。そして、その病は、わずか半年で死を迎えるほど激しく、強くあふれていきました。それは、これまで彼女が体の中に溜め込んだエネルギーの大きさを表すものであり、同時にそれが言葉となって口から出て行かないように自分を律した力の強さも表しているのです。内面に抱えたエネルギーがいかに強大だったかを、彼女を死に追いやった病のあり様が教えてくれたのです。だから、いい人なのに不運な死に方をしたのではありません。

私たちの日々の生き様が、その人らしい死に様を形成していくと感じます。つまり、ちょうどコインの表と裏のように、自分の死に様は今の生き様の投影なのです。毎日の「生」の種まきが、人生の集大成である「死」の花をどのように咲かせるかを決定づけると言えます。

彼女の死は教えます。誰もが望むおだやかな死を迎えるためには、生きている今を我慢で埋め尽くさなくてもよいのです。愚痴や悪口を言っても大丈夫なのです。愚痴や悪口を言える親しい間柄の人に聞いてもらって、その人に「聞いてくれてありがとう」と感謝をすればよいのです。それが体を病む危険なエネルギーから身を守るコツです。そして、生きている今、この瞬間に集中して生命エネルギーを注ぐことも大切です。そのみなぎる生命力は、やがておだやかな死につながっていくのではないでしょうか。

私は彼女の遺影に「大変な苦しみはもう襲っては来ないから安心してゆっくり休んでくださいね」と心の中で声をかけ、お焼香を済ませました。

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