カテゴリー: 人間関係, 恋愛・結婚
第252回 恋愛、結婚をあきらめないで
独身の方からのご相談で、「恋愛をしたいのですが、なかなかそういう相手とめぐり合えません」、「結婚したいと思いますが、今、その予定もなく、いったい私は、結婚できるのでしょうか」といった内容を受けることがあります。
そう打ち明ける方々は、みなさん、恋愛をしたい、結婚したい、と望んでいます。そうではなかったら、こういった相談をされることはあり得ないでしょう。そこで、どのようにしたら、恋愛できるのか、結婚に結びつくのか、をお話するのですが、今回は、その中で、よく伝える内容を書こうと思います。
まず、そういった相談をされる、ということは、その方の心が恋愛や結婚することを求めている、その道に進もうとしている、ということですから、それを否定しないことが大切です。
せっかく自分がそのモードになっているのに、「恋愛なんて、そんなにうまくいくものじゃない」とか、「結婚を夢見るだけ傷つくよ。そんな甘い夢を持ったって、かなうはずない」などと自分をいじめてしまう人がいます。それは、まるで、恋愛、結婚へと上るためのはしごを自らがはずしてしまう行為です。そうなると、どんなに望んでも、神様にお願いしても、決してそれらはかないません。
したがって、恋愛したい、結婚したい、と思うなら、その自分に「そうよね」といった肯定的な言葉をやさしく投げかけてあげてください。その言葉は、不安がいっぱいのあなたを励まします。それは、やがて訪れる異性との交流への意欲を支える土台となります。
次に、周囲の人々の中で、恋愛や結婚の話を気負わず、緊張しないで話せる人を探しましょう。そして、さりげなく、軽く、その人々にその意思を伝えましょう。
人は、相手の心の中にある思いを言葉を介さず理解することは困難です。あなたが、そういった話題を会話に乗せないのに、周りの人々があなたの秘めた思いを察することは、まったく期待できないでしょう。そこで、明るく、さりげなく、気楽に、「恋愛したいなあ」とか、「結婚したいですねえ」などと周囲の人々に言っておくと、気に留めてくれる人が現われるかもしれません。自分ひとりで願望の成就に奮闘するよりも、周囲の人々の手を借りた方が、情報量も異なるし、その願望がほんとうにかなう確率も違ってきます。
人間は、所詮、一人では生きてはいけません。私たちは、「持ちつ持たれつ」の助け合う関係です。そこに頼っても決して悪いことではありません。そうすることで、会話がはずんで、自分も周りの人々も楽しい気分になれます。その高揚感は、未来をも明るく照らしてくれるでしょう。また、あなたのために何か役に立ってあげようと思う人がいたら、そう思わせてあげることも、その人の役に立ってあげることなので、功徳を積んでいることになります。
さらに、その思いを人に告げることを通して、自分自身の思いを再確認できます。「やっぱり結婚したいんだな」などと自分の気持がしっかりと把握できれば、もはやそのモードにいる自分を疑うことはしないでしょう。すると、その自己信頼が力となって、その道を進んでいくことができます。それは、願いが叶う道です。
そういった努力の先には、やがて、あなたの目の前に、気になる人が現われるでしょう。誰でも、そんな人を前にすると、言いたいことを言えなくなってしまいます。あるいは、自分から何か発言するよりも、相手からの言葉を待ってしまいます。それは、相手に気に入られたい、嫌われたくない、という心理がそうさせるのですが、実は、相手も同じ状況にいる場合が多いのです。
つまり、何もこちらから伝えないと、相手からも何も返ってきません。その状態では、相手が自分をどう感じているのか、ということも、自分が相手をどうとらえているのかも見えてはきません。それでは、恋愛している、とも言えず、ましてや結婚を考えるには遠すぎます。そんな苦しい思いを続けても望みはかないません。
そこで、気になる人が現われたら、少し勇気を出しましょう。相手に自分という個性を教えてあげましょう。それは、ささやかなことでもよいのです。食べ物の好みや、趣味、最近、関心を持ったことなどを自分から相手に話しましょう。すると、相手は鏡なので、同じように自分の話をしてくれます。
その会話のキャッチボールから、互いを判断すればよいのです。たとえ趣味が違っても、相手のそれを温かい気持ちで受け入れてあげることができたら、その人とは相性がよいと言えるでしょう。
私たちは、自身の人生を自らの手で築いていくことが課せられています。それは、自分の望んだものを自分でかなえていく、というプロセスの積み重ねです。何もあきらめることはありません。恋愛、結婚をあきらめない、実り多い人生を築いていきましょう。
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