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カテゴリー: 人間関係, 共感・表現・感謝・役に立つ 

第238回 キレないために

2008-01-10

最近、キレる人が目立ちます。キレ方によっては、相手を殺めてしまうこともあるので、キレることは決して良いことではありません。誰もがそう思うのに、いっこうにキレる人々の数は減りません。むしろ増えているような不気味さを感じます。どうして人はキレるのでしょうか。また、その原因は何でしょうか。

以前、キレる大人に対して、その対処方法を心理学の先生が新聞の紙面で紹介していました。それは、キレそうになったら、キレた自分を想像して、その姿が周囲の人々の目にどう映るかを考えれば、そんなみっともない姿をさらすことはバカバカしく思えるだろう、結果、キレないですむだろうと書かれていました。

それを読んで、私は「今まさにキレそうな人が、そんなことを実行できたらすごいけど、それができないからキレるんでしょ。キレる人は、事前にそんな冷静な心の状態を作ることはできないんじゃない?冷静になれないから、カッとなってその瞬間、キレるんだもの」と思ってしまいました。

キレるというのは、感情が爆発した状態を指します。徐々にキレていくのではなく、ある時、突然に、それまで押さえ込んでいた感情が、まるでダムが決壊して大量の水が溢れ出すかのように噴出するのです。また、その感情は、おだやかなものではなく、強い怒りがほとんどでしょう。

そのことから、キレる人は、それまで強い圧力を自分にかけて、自分という存在を表に出さないように押し殺してきたと推測できます。そして、キレる度合いの大きさは、自分を押し殺してきた我慢の強さと比例するのではないでしょうか。

よくキレてしまった人のことを「普段はおとなしい人だったのに、あんなにキレるなんて・・・」とそのアンバランスさをいぶかしむ声を耳にします。しかし、私は「おとなしいからこそキレやすい」と理解しています。(おとなしいすべての人々がキレるとは言いません)

「おとなしい」とは、静かな様子、従順なさまを表しています。それは、日本人の美徳として良い評価を受ける態度です。よって、周囲から良い評価を受けていたおとなしい人が突然キレて、反社会的な行いに走るという点に、皆、首をかしげるのです。

おとなしい人は、無口な人が多いでしょう。無口で、おとなしくても、なんらかの方法で、自己を表現できる人はキレる心配はないでしょう。たとえば、絵や書、写真などの分野で作品を発表するなどは、無口であっても十分に自己をアピールできます。さらに、気持ちを分かち合える仲間が周囲にいれば、キレる必要を感じません。

おとなしい人が突然キレる背景には、自己を十分にアピールできないストレスがあると察します。自分のことを周囲の人々に何も語らないおとなしさは、一見、慎み深い人、思慮深い立派な人と賞賛されやすいのですが、それでは、自分がここに生きているという確かな手ごたえがありません。

自己表現できない怒りと、自己の存在の重さを実感できない不安と孤独は、日々、心の中で増え続け、ある日、その膨れ上がった怒りを一突きする何らかのきっかけに遭遇して、一挙にキレてしまうのです。キレてその怒りがあふれ出した時、周囲の人々の注目はまちがいなく本人へと注がれます。そのことから、キレるという行為は、決して褒められるものではないけれど、自己表現のひとつの形と見ることもできます。

身分制度もなく、戦争もないこの平和な世の中では、自由に生きていくことができます。それは、自分で自分を表現しなければ、誰もその存在に気づいてはくれないということを意味します。自分が自分としてしっかりとここに存在するためには、どうしても言語は欠かせません。他者と語り合うことで、自分も社会の構成員の一人であると自覚すれば、同時に、他者にも自己の存在を認識させられるのです。

誰でも生きることにストレスを抱えています。そこに、誰でもキレる危険が潜んでいます。キレて人生を台無ししないためには、自分の気持ちや考えを人に話す、ちょっとした勇気を持つことです。他人との接触を拒まないことです。それは、この社会を共に創っているという帰属意識を生むことにもつながり、その連帯感がキレることを遠ざけてくれます。

子どもをキレさせないためには、子どもが抱えているさまざまな気持ちを家庭の中で吐き出しやすくさせることです。そのためには、家族の中の大人がよく語り合って、互いの理解を深める努力が必要です。そうすれば、家族の構成員すべてが一体感を共有し、その安心感から無理なく自分を語れます。

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