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カテゴリー: 人間関係, 共感・表現・感謝・役に立つ 

第213回 主語をつける試み

2007-07-19

私たち日本人は単一民族のため、ものをはっきり言わなくても相手がそれをなんとなく理解してくれるという特徴があります。それが「横並び主義」や、かつてよく言われた「中流志向」と称されるような傾向を生み出していたと感じます。それらの良い点は、和を乱さない連帯感だったのではないでしょうか。

しかし現代は、社会人から学生に至るまで、大人から子どもまで、幅広い立場の人々の間に「うつ病」が蔓延しています。もはやうつはめずらしいことではなくなっています。私も仕事を通じて、それを経験された方、家族や親しい間柄の方が今、うつを患っていて、とてもそのことを心配されている方とお目にかかる機会があります。

そこで、どうしてうつになったのかをお話するのですが、どの方にも共通して言えることは、うつの背景には「自分らしく生きたい」という心の強い叫びが存在しています。

それは、そういった方々は、これまで属していた集団の和を乱さないように自分を律して生きてきたけれど、それが自分自身の主体性を消すほど強くなりすぎて、自分を見失ってしまいます。やがて、その状況からなんとか抜け出したいという抵抗がどんどんふくらみ、その大きさがうつとして表れるのです。

それでもまだ自分を抑えて集団に紛れることを強要し続けると、その力を萎えさせようとうつは全力で自分に向かってきます。そこで本人を動けないように立ち止まらせて、自身の心と真正面から向き合わせて、その人の主体性を取り戻すことに専念させようとするのです。

だから、うつになることは悪いことではありません。決して人生の敗北者ではないのです。むしろ、この大切な人生を主体性を持って、自分らしく生きていくきっかけを与えてくれる、すばらしい刺激、教えです。

現代社会にうつ病を患う人々が増えているという現実は、それまでの「一億総中流」と言われた時代とは、明らかに異なる生き方を私たちは選択したがっている証でしょう。そこに進化のきざしを感じます。私たちは、新しい次元に上昇するために、古い、慣れ親しんだ価値観から、苦しみながらも、なんとか新しい価値観へと飛翔しようと努力しているのではないでしょうか。そこに新しい日本人像が浮かび上がってきます。

それは、一人ひとりが主体性を持ちながら、同時に周囲との和を尊ぶ、という形ではないでしょうか。

それは、一人ひとりが自己責任をしっかりと持ち、自分を信頼して自由に生きる豊かさを享受しながら、同時に他者のそれもありのまま、寛大に認める愛を持つ、というものではないでしょうか。

そういった生き方を実現させていくには、普段何気なく使っている言葉に注目する必要がありそうです。

私たちは、どうしても話をする時、「私は」という主語を省略しがちです。聞き取る話の中に主語がなくても、私たちはその話全体から、その内容を把握することは可能です。したがって、すべての会話に主語を挿入しなければならない訳ではありませんが、何か人前で発表をする時、プレゼンテーションの時、相手にしっかりと自分の意思を伝えたい時などは、意識して「私は」という主語をつけて話してみてください。すると、あなたの意思は相手によく伝わりますし、何よりその声を自分の耳が聞くことで自身の気持ちをしっかりと確認できます。

また、うつ状態に陥って心が苦しい時にも、いったい自分は何をしたいのか、どんな風に生きていきたいのかをじっくりと探るために、自分の心の声をていねいに聞いてあげてください。その際、「私は・・・」という書き出しで、その後をつなぐ文章を思いつくまま書いてみることを勧めます。そして、その文章を声に出して読んでみましょう。そこには、主体的に生きていきたいあなたの真の願望が顔を出しているはずです。その作業を無理せず続けていくうちに、やがて新しい私が息を吹き返し、個性を尊重した生き方を選択する元気が満ちてくるはずです。

主語をつけて語ることは、その裏に自己責任を付随させることでもあります。かつて「出る杭は打たれる」と言われて、能力があってもそれを集団の中で堂々と出してしまえば、やっかみや嫉妬をかい、痛い目に合うという戒められてきました。しかし、主語をつけて話をする習慣を多くの人々が身につければ、そういった不条理な不幸には見舞われなくなるのではないでしょうか。

これからの新しい時代は、「能ある鷹は爪を隠す」という美徳の精神だけは受け継ぎながら、「能ある鷹は爪を見せ合って」、自己実現を果たす努力を重ねていくことと、他者との協調を進めていくことの両面に心血を注ぐ、バランスのとれた豊かな生き方が実現できると期待します。

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