カテゴリー: 人間関係, 共感・表現・感謝・役に立つ
第22回 ありがとう
相手が自分を喜ばせることをしてくれた時、「ありがとう」と私たちはとびきりの笑顔で相手に言います。その時、相手も私からの明るいエネルギーに満たされたその感謝の念を受け取って、心はとてもワクワク、ウキウキします。
このやりとりは、互いに心が明るくなって、活力がみなぎってきますので、私たちを心身ともに健康にしてくれます。
「ありがとう」の言葉には、こんなすばらしい効用があるのです。ならば、どんな時も「ありがとう」と言えるといいですね。しかし、現実にはなかなかそうはいきません。
多くの他者とともに生きている私たちは、苦手な人、嫌いな人は必ずいます。できれば、顔を会わせたくない人も結構いたりしますよね。
そんな人々に出会った時、心を込めて「この出会いに感謝します」なんて、とても言えるものではありません。その関係を放棄できれば幸せなんですが、そういうことができない抜き差しならぬ関係もあります。そんな時、心は真っ暗、どうしてこんな人と出会ってしまったんだろうと、我が不幸を恨みます。
この状況では、決して相手に感謝なんてできません。
しかし、「真の人間関係」の中に書きましたが、人間関係とは「自分の考えを確かめさせてくれるすばらしい刺激」なんですね。だから好ましくない人からの刺激は、自分にとってどこが好ましくないのか、あるいは自分が真似をしたくないのはどんなことなのかをはっきりさせてくれるものと言えます。
「人のふり見て我がふり直せ」です。
また、自分がやりたいと思っていることを相談したら強硬に反対されたとか、「そんなことできるわけがない」と相手にされなかったなんてこともあるかもしれません。そんな時も「相手がわかってくれない」と怒って相手を憎むのではなく、「そう言われたが、そのことで自分自身はどう思うのだろう。どう考えるのだろう」と、落ち着いて自分の胸に問いかけてみることです。そして、その計画をやっぱり遂行させようと思うのならそうすればよいし、相手の忠告も一理あるなと感じたら、もう一度その計画を練り直すこともできます。
その他者からの刺激は、たとえ自分にとって好ましいものでなかったとしても、自己の思考の確認をさせてくれるわけですから、どの出会いにも素直に「ありがとう」を言いたいですね。そうすれば、ワクワク、ウキウキの効用をどんどん受け取ることができます。すると、私たちは、どんどん元気になり、人生を意欲的に歩めます。そして、その相手にもその効用を投げかけてあげられるので、相手のあなたへの接し方は変化してくるでしょう。相手も、このワクワク、ウキウキが伝染されます。
意地悪してくれてありがとう!怒ってくれてありがとう!いやみを言ってくれてありがとう!
いつも心はありがとうで満たされていたら、私たちはとても幸せです。幸せは、幸せを生み出します。
その第1歩は、「ありがとう」の言葉です。
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