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カテゴリー: 共通意識・魂 ・融合, 霊性 

第221回 死の門

2007-09-13

私の仕事には、故人からのメッセージを伝えるというものもあります。故人からのメッセージを聞きたいとリクエストされる方々は、その故人と生前、深い関係だった、あるいは親しい間柄だったので、相手はすでに亡くなっていても、その方への思いはますます強まる一方のようです。

たとえば、亡くなられたのは母親で、その亡き母からのメッセージをリクエストされたのが娘というケースがあります。そのおかあさんは、生前重い病気で入院し、長期間にわたった看病をずっとその娘がしてきました。当時、彼女は仕事もしていたので、長患いをした親の世話は心身ともに重労働で、時には辛らつな言葉を母親にぶつけてしまったこともありました。

娘は毎日、仕事の前後に病院に行って母を見舞っていたのですが、ある朝、訪れると、すでに母親は亡くなっていました。おかあさんは前日の晩はまだ生きておられたので、彼女が病院を後にして翌朝訪れるまでの間に静かに息を引き取ったのです。

よく「親の死に目にあえないのは親不孝」と言ったりもしますので、残された彼女は「もっとやさしく接すれば、おかあさんはもっと長生きできたのではないか」、「私は親不幸者かもしれない」と自分を責めるようになり、亡き母からの言葉を求められたのです。

そこで私が伝えたのは、生前、自分の世話をしてくれたことに感謝していること、もうどこも痛くないこと(肉体がないので)、そして、娘を自分の死に目にあわせなかったのは、死に行く姿を娘に見せたくなかったから、その姿をまざまざと見せてしまって娘に悲しい思いをさせたくなかったから、というものでした。決して娘が親不幸者だったので、親の死に目に間に合わなかったのではなかったのです。また、そのおかあさんは死んだことをまったく悔やんではいませんでした。

次に、先立った夫が残された妻に「再婚」を勧めるケースもあります。それを伝える方は、妻が永遠に自分だけを愛することを望んではいません。亡くなっている自分から自由になって、再婚をして新たな幸せを手に入れてほしいと伝えてきます。

さらに、余命いくばくもない方が死ぬ直前に元気になって退院して家族や親しい人々と過ごし、病院にもどった途端に病状が悪化し、死を迎えるということもあります。周りの人々は、その一時の小康状態を「これで病気から解放されるかもしれない。死のふちから生還したのではないか」と喜びます。しかし、それが結果的に本人に無理をさせてしまい、そのせいで死なせてしまったのではないか、と後悔し、罪の意識にさいなまれることもあります。

そういったケースでは、故人から、その小康状態は死期の迫っている自分が最後の力を振り絞り(本人はその時そう認識してはいなかったのですが)、世話になった家族や友人、知人に別れの挨拶をするための時間を自らが用意したと伝えてきました。ちっとも自分を死に追いやったと周りを恨んでいたり、もっと生きたかったと苦しんではいないのです。

私たちは、どうしても「死」を明るくはとらえられません。自分の大切な人が亡くなってしまうと、その喪失感やさびしさから、もっと愛を奉げればその人は生きながらえることができたのではないか、と自責の念に縛られます。しかし、彼らは「死」という門をくぐったおかけで、それまでの病魔や恐怖に苦しむこともなく、おだやかな心でこちらにメッセージを送ってきてくれるのです。

彼らが苦しむとしたら、私たちがいつまでも自分のせいで大切な人が死んでしまったと嘆き、悲しんでいる姿に接した時でしょう。彼らはもはや肉体を持たないので、声をかけることも触れることもできず、自分の気持ちを伝えられないジレンマに陥ります。

よく「成仏していますか?」と故人の状態を聞かれるのですが、故人に成仏してほしいと願うのなら、そういった自責の念はほどほどにして、時間の経過とともに故人への思いが変化しても、軽くなっていったとしても、天から罰を与えられるわけではないので、そういった自然な感情をありのまま認め、肯定することです。

「死」は確かにこの世の終わりです。この世からの卒業です。しかし、次のステップへのスタートです。魂の進化を求めるのなら、この世の終わりと次へのスタートである死は必ず訪れてくれないと困ります。

だから一方的に死を悪く思ったり、自分よりも先に大切な人が逝ってしまっても、それは残った自分だけが悪いと責めることも要りません。死の門をくぐった方々には「この世からの卒業おめでとう」と言ってあげたいですね。そして、この世に残っている私たちは、今をしっかりと生きていくことです。それは、自らのこの世の生き様が、やがて向かえる死に様とイコールだからです。

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