カテゴリー: 共通意識・魂 ・融合, 霊性
第6回 この季節に思うこと
私は、チャネリングの仕事の他に、この世からお亡くなりになった方々からの接触を受け、その方々のお気持ちを聞いてさしあげて昇霊をさせていただくということも 行っています。
この夏という季節は、お盆、終戦記念日があるせいか、先の大戦でお亡くなりになった方々との接触が増えます。昨年、沖縄本島へ行った時には、旧海軍司令部壕やひめゆりの塔などを巡り、多くの御霊との接触がありました。上官の方は、ご自分の責任 についての思いを語ってくださいました。その方々のお心に触れると、ただただ涙が流れてきます。
私は夫とともに(夫も憑依体質です)、できるだけ多くの御霊を憑依させて帰京し、靖国神社に参拝しました。そして靖国神社のご神体に、この方々の引き上げを一心にお願いしました。私の横や後ろには、頭をたれる兵隊さんたちが並んでいて、参拝所の外の参道までもその姿がありました。
靖国神社に行くと、いろいろなことを感じます。ある時には、参道を行進する兵隊さんたちの規則正しい靴音を聞くこともありますし、またある時には、参道に並んでいる燈篭のそばに着流しを着た侍が立っていたり、ゲートルを巻いた兵隊さんがすわっているのを感じることもありました。手や口を清める手水所では、私に向かって敬礼をする兵隊さんたちに囲まれたこともあります。遊就館のそばでは、ひとりの少年飛行兵(特攻隊)と出会いました。彼は、知覧から飛び立ち、途中グラマンに遭遇し撃沈されたことを語り、私も彼の飛行機に乗せてもらい一緒にそれを体験させてもらいました。彼は、肌着にお母さんの写真を入れていたのですが、そのお母さんに対する 深い愛情を語ってくれました。私は、心を込めて昇霊させていただきました。
この方々のひたむきな思いに触れると、「今のこの日本の繁栄があるのは、皆様方のおかげです。誠にありがとうございます。今を生きる同じ日本人として私は、精一杯 自分の使命を果たします。どうぞゆっくりとお休みください」と言わざるを得ません。自然に私の頭も深々と下がります。
今を生きる私たちは、決してこの方々を忘れてはいけないと思います。私たちがこの現代に生きているのは、両親が存在してくれたから、そのまた親の存在も無くてはならないし、そのまた親も・・・・・。
ならば、この大変な時代を生きてくださった日本人のみなさまがあったからこそ、今の私たちが生存していると言えないでしょうか?この方々すべては、私たちの大切な 先祖です。
先の大戦に対しては、さまざまな論評がありますが、まずその前に、今の日本人すべてが、この方々に感謝の気持ちを表明することが急務だと感じます。私たち全員がまず、この方々へ頭を下げることです。
そうすることで、失われていた私たち日本人のアイデンティティがよみがえるのではないでしょうか。
日本人たる私たちのアイデンティティが大人の胸によみがえれば、おのずと子どもの胸にもそれが芽生えてくるでしょう。根無し草的な今の日本人にとって、これは、足をしっかりと地につけることにつながると思います。そして、日本人たる死生観を育むことにつながって、社会問題になっている犯罪の低年齢化への解決にも結びつくのではないでしょうか。
先の時代を生きてくださった方々への感謝は、今の私たちの足もとを固め、私たちひとりひとりの生き方を骨太にしてくれると感じます。
私は、今度の終戦記念日に子どもたちとこの話をしたいと思っています。そして、家 族全員であらためて、その方々に感謝の意を表明しようと思います。みなさんは、どう思われますか?
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