コラム:人生は喜びに満ちている 111.
今回のテーマは「結婚したら幸せになれるの?」です。「結婚」とは、いったい何なのでしょう。 私たちは、どうして結婚するのでしょうか? 結婚から何を学ぶのでしょうか?私は、結婚を通して、人間関係の築き方を学ぶのだと感じています。それは、人と人との信頼関係です。
未婚の方々からは、男女を問わず、「これから私、結婚できるでしょうか?」という
問いを必ずと言ってよいほどいただきます。
また、今、おつきあいをしている異性がいて、その人と結婚してもよいのか、といっ
た問いや、その人以外に自分の伴侶は現れるのか、といった問いもあり、私たちに
とって「結婚」というテーマは、人生でいかに重要かを思い知らされます。
しかし、慎重な検討を重ねて、その人と結婚することにGOサインを出して、あるい
は、その人と結婚したら幸せになれそうだと判断して結婚をして、10年後も20年
後も結婚式での誓いを忘れずに守っている夫婦が、いったいどのくらいいるのでしょ
うか?
友人と話していると、「ダンナが定年になって家にいるようになったらどうしよう。
今からそれを考えるとゾッとするわあ」という話が出る時があります。また、「ダン
ナが定年後、家にいるようになった時、私は外に出ていたいから、今から、そういう
態勢を作っておくのよ」と言う人もいます。
さらに、受けるご相談の中には、「私は結婚以来25年、ずっとがまんしてきまし
た。夫は、私のこと、何も考えてはくれません。子ども達が大きくなったので、離婚
しようと思います」と、固い決意を語る方もいます。
先日、IT関連会社社長と入籍した山口もえちゃんが、その会見で「彼は、心の支え
になってくれて、助けられたことがいっぱいある。これから家庭を作ったときには、
私が彼の支えになりたい」と、喜びいっぱいで語っていましたね。
それが20年後、「一緒にいたくない」と思う関係は、なんだか寂しいじゃないです
か。心に北風が吹き荒れる感じじゃないですか。
世の中に異性は山ほどいても、その中からあんなに検討を重ねて決めたたった一人の
相手なのに、互いを思いやる関係を築き合い、それを継続することは難しいことなの
でしょうか?
「結婚」とは、いったい何なのでしょう。 私たちは、どうして結婚するのでしょう
か? 結婚から何を学ぶのでしょうか?
私は、結婚を通して、人間関係の築き方を学ぶのだと感じています。それは、人と人
との信頼関係です。
結婚を決める時、それからの幸福を思い描き、期待することは悪いことではありませ
ん。しかし、幸せとは、相手にしてもらおうと期待し続けると、落胆の連続になりが
ちです。
体のある箇所が痒い時、相手に何も言わずにその箇所を掻いてもらうことが果たして
できるでしょうか?
つまり、幸せにしてもらおうと期待するより、その相手とどうしたら双方が満足でき
る幸せを手に入れられるかを一緒に考え、協力しながら実践していくことが結婚には
求められているのではないでしょうか。
いくら過去生で、その人と深い関係であったとしても、今回の人生で、その関係をど
う築いていくかは、今の自分たちにまかされていて、その過去生があるから、ただそ
れだけで、その人と結婚したら幸せになれるとは断言できません。
相手と信頼関係を築いていくには、やはり互いにその時々に思うことを語り合うこと
が大切です。
その積み重ねを通して、互いの個性、価値観の違いを認識し、そこから、二人独自の
信頼方法を編み出していくことが、結婚の意味ではないかと感じます。
また、人は、責められると心を固くしてしまって、言われている内容を素直に受け取
ることはできません。ヒステリックに怒鳴る妻の言い分を夫は、まるごと受け入れる
ことは不可能でしょう。
それぞれの言い分を聞き合える関係を築いていくには、「ありがとう」の言葉がけは
欠かせません。
「ありがとう」は、実は、家庭の外で多用するより、家庭という内の世界で、家族間
でどんどん使うべき言葉ではないでしょうか。そこに、持続する結婚の幸せがありま
す。
私も、この機会に15年の私たちの結婚生活によく耐えてくれた(!!)夫に、改めて
「ありがとう」を言ってみようと思います。 (〃゜_゜〃 )


