コラム:人生は喜びに満ちている 第120回
新しい年が明けました。
皆様、おめでとうございます。どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。
新しい年が明けて、今年の抱負を持たれた方もいらっしゃると思います。
私も、今年をどう過ごしていこうかと考えました。そして、「感じて、動く」と決め
ました。考えることより、感じることを大切にしたいと思っています。
私たちは、感じることより、考えることの方が得意です。日々、あらゆることを考え
続けています。
たとえ、最初に何か感じたとしても、すぐ「どうしてそう感じたのだろう」とか、
「その感じ方は正しいのか」とシビアに考えてしまいます。そして、感じたことの根
拠を探して、考え続けます。
他人に提示、説明しなければならない、理性的な仕事などの側面では、その根拠を示
す必要もあるでしょう。
しかし、それ以外の個人的な出来事において感じることにまで理屈をつけることは、
実は、ほとんど求められていないのです。
たとえば、プライベートな空間で初対面の人と会って、その瞬間に得る自分自身の感
じ方にまで根拠を求めてしまっても、決してすっきりとした回答は得られません。
その瞬間、「この人、なんとなく好きだな」と感じたことに対して、その根拠となる
理由を探しでも、考えても、理路整然とした回答は得られないでしょう。
「なんとなく」感じることには、根拠は必要ないのです。
「なんとなく、そう感じる」 それで、よし、です。その感じ方そのもので、よし、
です。それ以上の詮索は必要ありません。
その感じ方をそのまま受け入れる自分は、自己信頼ができていると言えます。自分を
手放しで認めて、信じているから、感じることすべてを肯定できるのです。
「今日、何着よう」、「今日、何食べよう」、そういった日常の選択も、自己信頼が
できている人は、決断が早いです。そして、その決断を後悔したりはしません。
感じるままにまかせたら、思い切り動けます。
自分を信じられる人は、「今日、映画見に行こう」と思ったら、なぜ、そう感じるの
かなどウダウダ考える前に外出しています。
出かける前、「帰宅時に雨が降るかな」と感じたら、サッと折りたたみ傘をバッグに
忍ばせるでしょう。実際に雨が降らなくても、「なんで雨が降らなかったのに傘を
持って行ったんだ。私ってバカじゃないか」などと自分を責めたりしません。帰り
道、きっとバッグに傘があることなど忘れてしまっているでしょう。
また、出かける前に天気予報を参考にはしても、最終的には、自分の判断を大切にし
ます。その判断に則って行動します。
仮に天気予報の降水確率が100%だったとして、しかし、実際には雨が一粒も落ち
てこなかったとしても、自己信頼ができている人は、「天気予報、はずれたじゃない
か。傘持って出かけて損した。あの気象予報士、いい加減だ!」と文句は言いませ
ん。
感じるままに行動することは、心の贅肉を落とせます。
他者に過剰に寄りかかりません。自分の足で、しっかりと、しかしスマートに立って
いられます。
感じるままに行動すれば、次第に自分の心がクリアになり、ますます感じやすくなり
ます。
その中には、直感と呼ばれる、その時のその人にとって、焦点がぴったりと合うすば
らしいヒントも混ざっています。それは、まさしく宇宙からの贈り物です。
宇宙と一体になる、宇宙を見方につける、そういう生き方をしたい方は、是非、「感
じること」を大切にしてください。
理性的な仕事でも、まず感じることを大切にすると、その根拠となる資料などは、直
観でピックアップできるようになります。
私の仕事は、自分が感じたことを疑っては成立しません。
今後も、ますます感じ続け、信じ続け、フットワークを軽くしていきたいと思いま
す。


