良い子、悪い子。
2019-12-12

私たちは、自分の心の内を、対する人に、わかってほしいと願います。
その願いを最も強くぶつける相手は、親、でしょう。
すると、その願いが叶う可能性が高い子どもは、親にとっては、良い子に、反対に、その願いがほとんど叶わなければ、悪い子、となってしまいます。
同じ子育てでも、良い子と悪い子では、その労力の大きさに差が出ます。
親にとって、放り出せない子育てでは、良い子の方がいいに決まっています!
そこで、子どもへは、建て前ばかりで接しないこと、です。
建て前は、社会の決まった色、です。
子どもにとって、親までもが、社会の一辺倒な色だったら、世界にただ一人であるはずの、唯一無二な親は、どこにも存在しないことになります。
そんな心細いことはありません。
生きていく上では、建て前も大事、本音も大事、です。
現実は、家の外では、なかなか本音を口にできませんから、家の中こそ、本音を吐ける場所であってほしいものです。
それが叶う家庭なら、子どもも安心して、親と接することができるでしょう。
家の中では、人の悪口くらい言えて良い、でしょう。
それができれば、家の外の社会では、人の悪口など、言わずにすみます。
子どもは、みな、家では、世界でただ一人の親に、自身の本音を語り、それを受け入れてほしい、と願っています。
その、あるがままの姿を受け入れてもらえたら、家の外では、社会から逸脱しない、社会性のある、立派な大人へと成長していきます。
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