言葉と、自己表現と、尊厳と。
2018-05-30

セッションでご相談を受けていると、その問題や悩みの根底に触れます。
人間関係にまつわるご相談は、やはり多いのですが、相手の自分への気持ちを知りたい、というものと、自身の気持ちを表に出せなくて、そこに苦悩が生じたり、相手との間に誤解が生まれるといった困惑を抱えてしまったりしています。
そこで、まずは、ダイレクトに、相手のその方への気持ちなどをお答えしているのですが、続いて、いかにして、そういった望みをかなえていくか、ということや、いかに、自身の気持ちを表していくか、などのアドバイスもいたしています。
そこから、私たちは、相手の気持ちに触れたい、私の気持ちを出したい、生き物なんだな、とわかります。
それらが、もっと、抵抗なくできれば、世の中、変わっていくでしょう。
その転換期が、今、なのでしょう。
それらの実践は、どうして、私たちは、言葉を持っているのか、ということへの答えとなるはずです。
泰然と生きていくにも、他者との心のふれあいは、欠かせません。
自身の尊厳を守ることは、他者の尊厳を守ることにつながります。
言葉を使っての自己表現は、もはや、苦手とは、言ってはいられません。
言葉を用いた自己表現の実行が、実のある人生の下地となり、他者や社会への貢献となり得ます。
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