時代の萌芽
2018-07-23

望んでいたことが、その通りにならない、ということは、よくあります。
しかし、それは、実は、望んだ通りの結果となっている、という見方もあります。
それは、表面的な意識、つまり、世間寄りの意識では、望んでいても、潜在的な意識、本音、は、それがかなうことを望んでいなかった、ということです。
表面的な意識よりも、潜在的な意識の方が、人生に強く作用するのです。
ですので、思うように物事が進まないとしたら、その原因は、自分の外側にはありません。
誰かが悪いのではなく、もともとその成就を私の本音は、望んでいなかったという結果です。
自分自身と対話する、主体的に人生を歩む、私らしく生きていく、といったことに、潜在的な意識、私の本音、は、はずせません。
これまでは、そのような面倒くさい意識は、無視されてきました。
世間に顔を向けて生きていくことが、正しい人生の歩き方でした。
しかし、今、その面倒くさい意識が、むくむくと顔を出し始めている人々が増えているようです。
そういった方々は、今、それとどう向き合うのか、世間と私とのバランスをどう図るのか、に苦慮していることでしょう。
でも、それは、私たちを自由にする時代の萌芽です。
潜在意識に、是非、温かい眼差しを向けてあげてください。
そして、さまざまな出来事の原因を自身の外ではなく、内側に求めてください。
そこに、他者との接触で得られる刺激が役立ちます。
その探求は、「今、ここに私は生きている」という確かな実感と、生きる意欲をもたらします。
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