うだつが上がる時
2018-11-09

本来、私達は、自分を生きようと、ここにやってきたわけですから、自分のペースで生きていくことは、許されているはずです。
しかし、それがまかり通ってしまっては、一つの国として統制が取れないので、現実として、私達には、いろいろと規制がかかっています。
そのバランスを保つことが、健全な世の中には必要なのでしょうけれど、これまでは、その規制の方に社会の軸が傾いてしまっていて、そこに息苦しさが発生していました。
本来の自分のペースをその規制に無理して合わせて、息を殺して生きてきた人々が、今、どうにかしたい!、という心の声に気づいてしまい、戸惑っているのかもしれません。
世間と仲良く生きていきながら、自身のペースを捨てずに、バランス良く生きていく、と、口にするのは簡単ですが、その実行は、一筋縄では行かない難しさがあるでしょう。
しかし、私たちは、そこに潜む醍醐味を得たくて、ここに、この時代に、生存しているのでしょう。
今、ここまで生きてきたけれど、なんだかパッとしないなあ、わたし、と嘆いているなら、それは、世間のペースに合わせすぎていたせいかもしれません。
そのおかげで、もう十分、ちゃんとした人、になっているわけですから、これからは、少しずつ自分のペースで生きていくことを許してあげましょう。
そして、パッとする時の到来をあきらめないことです。
「うだつ」は、私のペースに上がります。
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