孤独でいい。
2018-12-20

時々、セッションで、疎遠になった友人などについて尋ねられることがあります。
その理由や、その人が今どうしているのか、といった内容です。
そこに潜むご相談者の心情には、その原因は自分にあるのではないか、といった恐れや、一抹の寂しさ等があるのでしょう。
そのようなことから、私たちは、孤独に弱い、と感じます。
ひとりぼっち、は、心細く、また、周囲に、そのような人物と思われたくない、という不安もあるのでしょう。
しかし、そもそも、この私は、世界で、私一人きり、です。
ひとりぼっち、です。
だから、孤独でよいのではないでしょうか。
孤独は、自然なこと、でしょう。
今、ここで、「孤独でいい」と言い切ってしまえば、ものすごく私の純度が上がりそうな予感です。
孤独で、純粋な私ならばこそ、好ましい人間関係が築けそうです。
そして、揺れ動くその関係に、おびえることは無くなるでしょう。
その関係の、あるがまま、を、心おだやかに、ながめられるでしょう。
孤独は、人間性が乏しいことではありません。
孤独は、私の中身の純度を上げて、自身を大切にする心を育て、他者との関係を潤し、豊かにします。
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